国語:書類など実用文からの出題(ほぼ確定)

共通テストのプレテストでは、2回とも実用文が出題されました。

1回目は高校の生徒会の部活動規約。これに生徒同士の会話文とアンケート結果など形式の違う資料がつきました。

2回目のプレテストでは著作権について書かれたポスター、著作権法の条文、さらに著作権についての論説文。

これまでのセンター試験とは大幅に異なる形式です。

出題の狙いはどこにあるのか。文科省の山田さんはこう説明する。

「会話文や部活動規約など形式の違う複数の文章や資料を出題するのは判断力などを測るためです。さまざまな情報の中でどの資料のどの部分が重要かを見極められるか。もちろん、従来通り小説や評論文も出ますが、年度によっては契約書やポスターなど実社会で目にする書類も出題される可能性があります」

※『プレジデントファミリー』2019年4月号「まるわかり『新大学入試』知っておきたい3つのこと/コメントは山田泰造・文部科学省大学入試室室長