塾　芦屋　さらに詳しく　　中学英語教科書　難化！

中学英語の急激な難化　学習指導要領改訂

今年度の学習指導要領改訂に伴う様々な変更の中で、際立

っているのが英語教育の難化です。中1の教科書のスタート

は、本来ならば、一般動詞またはbe動詞を区別して、いず

れかの文の基本をマスターしてから、もう一方の動詞の文

への学習が、日本人の英語学習にとって、理解しやすい方

法のはずです。ところが、一般動詞・be動詞の文が混在し、

最初の出だしで、こんがらがった生徒が、そのわずかなつ

まづきから英語が全然わからなくなることも往々にしてあ

るのです。その他の関門としては3人称単数、これについ

ての本質的理解が不十分なまま学習が進められ、三単現のs

のミスが以降、高校段階まで克服できていない生徒も少なく

ありません。

ところが今回の改定は、そんな生ぬるいものではないのです。

学年の最初からいきなり、複数の文法事項が一挙に登場しま

す。あいさつ文、be動詞の問答文、一般動詞の問答文、疑問

詞を使った疑問文、canを使った文、さらには不定詞(名詞的

用法)を使った文等々が、中学1年の教科書の冒頭に登場し、

生徒たちは、これをすべて十分な理解無きまま、ただひたす

ら暗記させられるわけです。　小学校卒業までの時点で、充

分な英語教育を受けているか否かで、相当な差がついてしま

います。よほどしっかりした塾の指導がなければ、英語が不

得意になってしまう生徒が続出するのではないかと危惧して

います。

中学2年の教科書でも同様の複数文法の一斉登場があり、高

校入学時点で、理解できている生徒は2割程度、と学院長が

感じている「時・条件の副詞節」までいきなり出てきます。

中3では、完了進行形、仮定法も加えられました。　逆に関

係代名詞は本来ならば、主格・目的格・所有格をまとめて学

ぶのが良いのですが、今回も中学では所有格whoseが省略さ

れています。ゆとり教育以来、系統的な関係代名詞の指導が

無くなったためか、高校生で関係代名詞を正確に理解できて

いる生徒が大幅に減ったのを体感しています。

創設22周年を迎えるプライム芦屋学院では、今まで、英文法

・英作文を中心として、短期間で多くの生徒の英語の成績急

上昇を実現してきました。大多数の生徒が、共通してミスを

する事柄をすべてピックアップし、一覧としてまとめたもの

を『英文法がととのう教え』としてまとめて、それを常に参

照して、弱点を即座に克服できるように指導してきました。

これにより、英語学年1位2位あるいは5番以内の生徒を多く

輩出してきたのです。　今春、山手中学から育英高校に進学

した生徒M君は、なんと全校1年生372人中、英語3位の快挙

を成し遂げました。中学からプライムで英語学習をしている

生徒と、高校から入塾してきた生徒には明白な違いがありま

す。中学から継続している生徒は文法をほぼ正確にマスター

し、ほとんどミスがでません。ところが、途中から学院へ入

学した生徒は、ほぼ9割9分、文法が不正確で、部分的には中

学内容から見直す必要がある場合が多くあります。　学院が、

正確な文法知識をマスターさせ、それを実践で活かすことが

できるように、十分指導をしてきていることを自負しており

ます。難化した英語教育、学校の先生方の力だけでは十分に

理解させるのは不可能なこの新たなカリキュラムを、学院が、

一人一人、しっかりとマスターさせていきます。